翡翠とボルドー。
メリアンサス マヨール
見るからに瀟洒な雰囲気のこの植物。
翡翠(ヒスイ)を思わせる青味の強い葉色とボルドーカラーの花は、なんだかお洒落すぎて、異質感すら感じさせます。
初めて見かけたのは6年程前でしょうか。
造形といい、色合いといい、少し異質ともいえる雰囲気に、こんな植物日本の気候で育つのかなと思ったことを覚えています。
しかし、そんな事は杞憂に過ぎず、東京都内の市街地のような場所では冬もあまり傷む様子もなくいたって元気。
一度根付けばとても旺盛な成長力を見せてくれています。
最終樹高自体は3m程度のようですが、幅も出る事と細かく整える剪定がやり難い枝ぶりなので、植えるときはスペースに余裕を持って植えておくとよさそうです。
原産は南アフリカ周辺。現地では花の蜜に鳥が寄ってくることでHoney Flowerと呼ばれ、学名の由来もギリシャ語で「蜂蜜」を意味する”meli”と「花」を意味する”anthos”からなんだそう。
しかし、人にとっては全草に毒があるので決して口にしないよう注意が必要です。
また、独特の香りもあり個人的にはゴマのような香りの感じますが、余り良い香りではないようにも思います。
人にとって何もかも魅力的とまではいきませんが、それでもこの雰囲気は唯一無二。
人の目線くらいでボリュームと個性の欲しい植栽のバリエーションとしてお勧めです。
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Data
- 植物名
- メリアンサス マヨール
- 学名
- Melianthus major
- 区分
- 常緑
- 参考サイズ
- 1~3m